リフォームでの開口下地・壁下地・天井下地の組み方。

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開口下地とは

こんにちは。

むらたかずです。

だいぶ寒くなってきましたね。


YouTubeチャンネルで只今進行中のリフォーム動画の現場は
実は7月の暑いときに工事が完了しています。

編集頑張ります!

さて、今回は下地大会。

開口下地とは、一般的に窓や玄関などの外部と繋がる場所の下地の事です。

このように部屋と部屋が繋がるドアや引き戸などの部分も指します。

今回この開口下地はベテラン大工の清水さんにお願いしました。

 

その間に僕は、階段下のスペースの下地を組む。

まずは飛び出ている箇所や邪魔なものを取り除くことから。

リフォームでは「作りながら壊す
作業の繰り返し。

常に解体道具と掃除道具は傍らに置いておかないといけない。

腕がいい職人は現場がきれい?

「いい職人さんの現場はきれい」

良く聞く言葉です。

個人的には賛同する、しないの半々の感じ。


確かに、現場がきれいだと気持ちいいし
道具を常に整理しておくことで
探し物も減るしスムーズに事が運ぶ。

ただ、
「現場をきれいにする」ことが
目的になってしまうのはどうかと思う。

「作業をスムーズに進める」事が目標であって、
現場をきれいにするのはそれを実現するための方法に過ぎない。

と、思う。

ただ、小まめに道具をなんとなく整理するのを怠ると
マジで大変なことになる。
適度に整理整頓するのはホントに大事。

大切なのは、
「現場がきれい=いい職人」
を思考停止で鵜呑みにして
他人が見てきれいだ汚いだあーだこーだ言ってくるのを気にして
片付けるのではなく、

自分や一緒に作業している人が
効率よく作業できるように物を配置し
整頓することが大事だと思う。


まあでも、

一日の終わりには
必ず掃除してきれいにしたいよね。

家の傾きとの格闘

話がそれました。
(自分でそらしている)

本題に戻ります。

開口下地をするにあたって、
気にしなければいけないのが

既存の柱の傾き。

既存の柱がコケていても
建具枠の下地は水平垂直に付けたいところ。

最終的に石膏ボードを貼ってどのように納まるかを考えて
部屋側に出すのか廊下側に出すのかーー

などなど

その都度打合せしながら進めています。

そんなこんなで
階段下の床の間スペースの下地を組もうと思ったら...

やらかした。

間柱を短く切ってしまった。


建材屋さんの展示会で仕入れた桧の間柱。

ウッドショックの影響で木材高騰中なので
木材の切り間違いは結構イタイ。

運よく清水さんが作ってる開口下地のところで使えたので
無駄にはならなかった。

セーフ!(笑)

それにしても、木材の高騰はいつまで続くだろう。

先日ネットの情報でちょっと値が下がってきているという
話を見かけたけど、リソースは不明。

以前は1,200円くらいだった針葉樹合板も
今は2,000円以上している。

個人的には値段が元に戻ることはないと思っているけど。

気を取り直して下地工事を進めていく。
階段下の下地。

ここは元々扉のある収納スペースだったけど
施主さんの希望で扉無しのオープン収納スペースに
することになった。

石膏ボードを貼る下地を作るのだが
この三角形のベニヤ板のところ、
薄くて釘やビスを打つと裏の階段室に飛び出してしまう。

なので裏の階段に影響が出ないように
工夫して下地を組んだ。

他の大工さんだったらどんなふうに組むだろう。

リフォームでの下地の組み方は
マニュアル通りにはいかない事が多い。

大工さんが10人いたら
10通りのやり方があるかもしれない。

強度の面さえきちんとクリアしていれば
その時の予算や材料、工期の余裕の有無などで
臨機応変に対応することが大切だと思う。

そして次はここ

勝手口ドア部分の下地。

今回のリフォームでは
僕たちは外壁は一切触りません。

そしてこの勝手口は使わずに隠すことになった。
よって、このドアは外さずに中の下地を組む。

仕上がりは、内側から見たらドアは無いけど
外から見たらドアついてる。

という具合になる。

外壁の張替えなどを一緒にやれば
勝手口ドアを撤去して壁の下地を
しっかり組むことが出来るし一番良いと思う。

しかし、そこに住む人の優先順位というものがある。


工事に掛けられる費用や時間。
今回の施主様は結構DIYで色々できる人なので
その辺りも考慮できる。

とにかく内側に下地を組むことになった。

ここでもやっぱり下地を組むための下地処理を施す。

出っ張りや邪魔なものの撤去。

これが意外と時間がかかる。
なかなか作業が進まない。

でも、リフォームとはこういうものだ。

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