土台を入れ替え、後付けアンカーボルトを設置する方法

前回の記事ではシロアリで腐朽した土台を取外し、梁をジャッキアップして、
新しく土台を入れ替えました。

今回はその土台に後付けのアンカーボルトを取付けていきます。

目次

土台と基礎にボルトを差し込む穴を開ける

最初に木工キリで土台に穴を開けます。

土台の高さは105ミリあります。

ここで大事なのは木工キリで基礎を突いてしまわないようする事です。

キリの先端から100ミリぐらいのところにマスキングテープを張ったり、マジックで印をつけたりしてマーキングします。

次に【ハンマドリル】に持ち替え、コンクリート専用のキリで土台ごと穴を開けます。

基礎などのコンクリートの穴あけには電気ドリルではなくハンマドリルが必要です。

ハンマドリルとは、ドリルが「回転」+「打撃」の力で
コンクリートに穴をあける工具です。

ちなみによく似た機械で【振動ドリル】というものがありますが、今回のような大きな穴は
振動ドリルでは開けることが出来ません。

振動ドリルは「回転」+「振動」です。ハンマドリルのような打撃力はありません。
細かく振動しながら、回転して小さな穴を開けます。タイルや瓦などは振動ドリルでないと割れてしまいます。

アンカーボルトと基礎と固着する方法、ケミカルセッターの使い方

先ほど開けた穴に基礎とアンカーボルトを緊結するケミカルセッターを土台から落とし込み、寸切りボルトを差し込み撹拌します。

ケミカルアンカーは主に2種類あります。

接着系アンカー 「カプセル型」ARケミカルセッター® MU

叩き込みタイプのカプセルアンカー。
ハンマーで叩き込むだけで施工完了。(ハンマードリルによる撹拌作業不要)
このタイプの方が施工が簡単でリフォームなどはこちらをお勧めします。

接着系アンカー「カプセル型」 ARケミカルセッター® HP

接着系あと施工アンカー回転打撃式、フィルムタイプのカプセルアンカー。
ガラスタイプは使う前に誤って割ってしまうことがよくありますが、こちらは腰袋などに入れて持ち運べます。
2年ほど保管できるみたいです。

ガラス管タイプに比べて固着性能や取扱性に優れています。
施工は少し面倒ですが、今回は強度のあるARケミカルセッター® HPを使いました!

六角ナットを2個使ったダブルナットとは

下の写真は寸切りボルトを差し込んでから、六角ナットを二つ取り付けているシーンです。

先程説明したよう今回使用する施工アンカーは回転打撃式です。

寸切りボルトを差し込む際に回転させる必要があります。

その時にナットを二つ入れてそれぞれを引きあうように締めて上下のナット同士を緩まないように締結させます。

そしてハンマドリルに六角ソケットを取付けてダブルナットに差し込み、打撃を加えながら回して寸切りを奥に差し込みます。

ちなみに寸切りボルトを差し込む時は、寸切りが基礎穴の底に付いたらすぐに回転止める事が重要です。

必要以上に撹拌すると中のケミカルが上に押し上げられて固着効果が落ちてしまいます。

無事に、土台にあと施工アンカーを取付けました。

そして動画後半では玄関廊下の解体が始まります。

丸ノコでフローリングをカットしたらシロアリ被害の土台が出てきた

床材を解体しやすいように、まずは丸ノコで細かく切れ目を入れます。

ゴミ袋に入れる時も、最初にある程度切っておいたほうが楽。

125ミリのAC丸ノコを使用してフローリングを解体します。

この丸ノコ、購入した当初は造作用として使っていましたが、今は解体専用機になってしまいました。

当時のAC125の電気丸ノコは回転が遅く、個人的にあまり良いイメージがありません。

たまたま買ったこの丸ノコが悪かったのかもしれないけど、この子はあまり上手に加工できません。

165ミリの充電式丸ノコに持ち替えました。

ちなみに丸ノコの刃は切れ味が落ちた鮫肌です。

最近は40Vの充電丸ノコしか使っていないので、18ボルトをたまに使うとパワー不足だと感じます。

ついこの前までは現場で活躍していた18Vの丸ノコもいつの間にか解体専用機に降格しました。

ちなみに動画でも実際に使用している
むらたかずが一番おすすめの丸ノコ

マキタ(Makita) 40Vmax 125ミリ充電式マルノコ(黒)

ですが165の18ボルトに持ち替えても上手く切れません。

画像をよく見るとわかるのですが、床の真ん中が垂れさがっています。

多分シロアリで根太や根太受けが腐り、床が垂れ下がってしまったのだと思います。

床が変形しているので丸ノコに大きな負荷がかかってしまい、キックバックの連発。

上手く解体出来なくてイライラする。(自分に)

こういう時はレシプロソーを使用したほうが良かったかもしれません。

そして丸ノコで床材を細かく切ったあとは【カケヤ】で強引にぶっ壊します。

カケヤは解体の時はとても便利なので自分は必ず現場に持っていきますが、意外と周りの大工さんは解体時にカケヤを使わない人も多いようですね。

そしてなんとか床をめくって出てきた土台をみてびっくりする。

想像はしてたけどここまでとは思わなかった…。

恐るべしシロアリ。

この土台も取り替えるべきか…

ここはこの家の床レベルの基準となる部分。
トイレや階段があるので出来れば壊したくない。

どうやって床を直すか考えます。

土台の上半分はシロアリでぼそぼそです。

これでは根太受けを取付けることが難しい。

土台を交換するとなると階段の柱も直さなければいけませんが
それだけは絶対に避けたい…

そしてある重大な事に気づく。

そういえばこの家、

アンカーボルト一度も見てないよね。

…..

アンカーボルトが一つもないことに気づく

今回は解体工事は施主様がしたからでしょうか。

この時になってようやくアンカーボルトが無いことに気づきました。

よく見たら基礎からアンカーボルトは出てはいるけど、土台からボルトが飛び出ていないのでナットで締めることが出来ない状態です。

基礎工事の時にアンカーボルトの立ち上げ長さを間違えたようです。

交換だとかそういうレベルの話じゃなくなってきた。

家中探しまわると

ボルトありました!

良かった😄

いや

短い!

どうやらこの家は、基礎と家が繋がっていないようです。
基礎の上に家が乗っているだけの状態。

こちらは頑張ったら何とかナットで締めれそうな気はするけど。
もしかしたら大工さんめんどくさかったのかも。

これなんかもう穴開けまくってるし。

呆然とする むらたかず↓

でも悩んでいる時間はない。

引き受けた以上何とかしなくちゃいけない。

さあどうする?

むらたかず大ピンチ!

といった内容のリフォーム動画です。

【呆然】土台と基礎が繋がっていない家・・・アンカーボルトどこ?(3話)

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