シロアリと水漏れの果て。大工が柱を浮かして浴室の土台を交換!

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土台を交換

さて、次は土台を交換します。

撤去する土台には、柱が二本乗っています。


そのうちの一本にはベランダの荷がかかっているので、土台を撤去する前に梁の下に仮柱を入れておきます。

そして、新規の土台を据えるための加工をしていきます。


不意に釘などが現れるので、マルチツールで探ってから鑿で削っていく。
それを繰り返します。

そして今回厄介だったのは、基礎の位置がずれていたこと


全体的に建物の直角も悪く、この後の根太を組む時も壁を作る工程の時も何かと苦労しました。

既存の土台を外します。

尚、土台の左奥の部分が無いのは、朽ち果ててボロボロの木片が
ただ乗っているだけのような状態だったため、調査の段階で既に撤去しておいたからです。

ここで、新規の土台を入れやすくするために梁をジャッキアップして柱を浮かします。

動画では割愛したのですが、せっかくジャッキアップしても
ロックするのを忘れていたので圧が抜けてしまい、しばらくしたら下がってくるーー

という工程を何回か繰り返しました(笑)

新規の土台に乗る柱の底面を整えます。

ここは柱に2階の荷がかかって土台を強く圧して若干沈むため


柱の長さは計算上よりも1ミリ長い寸法で切ります。



手っ取り早く切るために丸ノコを使うことにしました。


ですが、切れ味があまり良くなかったので刃が外に逃げてしまいました。


切り口が直角にならず、斜めに。


最悪です…。



手鋸で修正を試みます。

柱は上から吊るされた状態なので
鋸を挽くたびに揺れて全く切れません。


手鋸などの手道具の扱いが得意なベテランの大工さんなら
きっと最初から丸ノコを使わず、迷わず手鋸でキレイに切っていたでしょう。

その辺は、昔の大工さんにはかなわないなと痛感しました。

さて、準備が整いました。
新しい土台を入れていきます。

その時でした。

「バン!」

という音にびっくりして振り返ると…

油圧ジャッキを載せていたブロックが
見事に割れていました。

家の荷に耐えられなかったのでしょう。

まあ、確かにね。
これじゃあ空洞の部分に力が逃げて
割れるよな。

少し考えたら分かりそうなことです。

ということで反省して、次は平板のコンクリートの板を2枚重ねてジャッキを載せました。
仕切り直しです。

さて、しっかりジャッキアップして
今度は大丈夫そうです。

土台を入れていきます。

なんとか、浴室の土台交換が終わりました。

まだ、始まったばかりの工事。
この先も、きっと色々あるんだろうな。

ひとつひとつ壊して考えて直して新しく作ってーーを積み重ねて
確実に前に進んでいく様子を

YouTubeの動画と、このサイトの記事に詳細に残していきますので
これからも是非お付き合いください!

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