こんにちはむらたかずです!
今回の記事は土台入れと大引き加工、根太の取付けです。
上の画像はリフォーム前の床を捲った状態です。
大引きのシロアリ被害と家の地盤沈下も酷いです。
大引きは出来れば再利用したいところでしたが、
床のレベル調整が難しい。
今回は大引きを全て撤去して、一からやり替えることにしました。
こちらは洗面室の壁になるのですが
今回は既存の勝手口をそのまま残すことに。
通常はあまりないケースです。
今回のリフォームは、
「DIYで出来るところは自分たちで」
というお施主様のご希望もあり、
外壁工事はDIYerの施主様にお任せします。
施主様はプロから見てもなかなかの技術を持っています。
何とかしてくれるでしょう。
打ち合わせの結果、勝手口はこのまま残して
室内の壁と床を作ります。
ですが、これがなかなか至難の業。
掃き出し口の土台部分もシロアリにやられている。
まあもう慣れたのでいちいち驚く事はありません。
幸い土台は部分的な被害で、交換しなくても何とかなりそう。
というよりサッシや外壁がくっついてくるので今回は交換できません。
↓半柱が腐っていますね。
シロアリと既存のタイルから漏水が原因です
ということで勝手口を残したまままずは土台を差し込み、
サッシを支えている半柱をしっかり固定します。
今回も神工具のマルチツール登場!
浅く切ってガイドラインを入れます。
ワンハンドレシプロソーで慎重に且つ一気にぶった切る。
この場合のレシプロのカットのコツは無理に押し込まない事。
突かないように脇をしめ、ブレないように気を付ける。
レシプロの精密カットは得意です!
そして今回も例のやつ。
やらかしました
モルタルについてた釘が当たって小さな穴が開きました。
ぼ、僕のせいではない。
運が悪かった。
水道メーターを止めて工事再開しました。
このままだとトイレが使えなくなるので、
お昼休憩にホムセンへ走り、部材を買って応急処置しました。
おかげで貴重なお昼休憩がなくなりました。
鑿が欠けてしまいました。
ちょうど鑿をいれた場所に上手い事外壁から釘が出ていました。
もちろん想定はしていましたが。
リフォームではイチかバチかで鑿を使う事があります。
日頃の行いが悪いのかな。
レシプロソーででは届かない細かい箇所を鑿でさらえます。
釘が出ていない事を神に祈りながら。
ヘンテコな形の土台を加工しています。
通常はしない加工です。
既存を残しながらのリフォーム、
どうしてもイレギュラーな大工作業が必要になります。
そして施主様支給の防蟻剤(防腐剤?)
自分はこの防腐剤の匂いが苦手ですぐに気分が悪くなります。
施主様が既存の土台や柱、間柱にたっぷりと塗ってくれたのは良いのですが
窓が締め切られていたので、匂いが家の中で充満していました。
しばらくの間、この匂いが残っていました。
毎朝をすべての窓を開けて換気をするのですが、
午後になってようやく匂いがなくなります。
午前中は毎日らりっていましたよ。
ここだけの話
床を伏せるまでの期間、本当に辛かったw
ヘンテコな形の土台を取付けます↓
右側は既存の土台に乗るように
そして左側は基礎に乗るよう加工しました。
本当はこの下に基礎が無いといけませんが、
勝手口ドアサッシの補強と脱衣場の床組としての十分な仕事は出来たかと思います。
こちらは数日前にやらかした【ノミ入れです】↓
買ってすぐにコーヒーこぼしました。
漂白かけても取れませんでした(泣)
結局コーヒーですべて染めました↓
想像してた淹れたてコーヒーと全然違った。
皮の匂いとコーヒーが見事に融合して
このノミ巻き
めちゃくちゃ異臭がします。
ベテラン大工の清水さんが助けに来てくれました。
奥からどんどん根太をビスで取り付けています。
せっかく床をやり替えるので完全水平を目指します!
1㎜も妥協しません!
ちなみに左の【赤い墨】はせっかっく直した水道管をまたビスで揉まない為です。
もうこれ以上やらかしません!
今度は清水さんがやらかしてくれました。
カゴを閉じ込めてくれました。
大引きを加工しています。
刻みの時にはこのように丸ノコを縦に使う場面が出てきます。
マキタの40V・165㎜の充電丸ノコは重くてバランスも良くないので
縦切りはやりにくい。
125㎜の充電丸ノコかコード式の丸ノコの方が
バランスが良いので縦切りはしやすいですね。
サッシのアングルピースの下に、細い木材を入れています。
何故こんなことをするのか?
今回のリフォームで、一回の床は全部繋げてバリアフリーにします。
どこにも段差は作りません。
ですが、このお家はこの掃き出しサッシに向かって
家が結構下がってしまっています。
今回は玄関の床レベルを基準に新しい床を造るため、
掃き出し部分の床は、アングルピースよりも上側に来てしまいます。
するとアングル下にフローリングを差し込むことができないので
現状のままだとアングルピースの下に隙間が出来てしまう。
強度的に問題があるため、この時点で隙間を埋めるピッタリサイズの
木材を入れておく必要がある。
簡単に説明するとこんな感じです。
このように、リフォームでは都度都度小さな課題をクリアしていく必要があり
なかなか一気に仕事が進まないことも多い。
次は何に悩まされるのか?
お楽しみに!